ドライブでゲームを変えろ!ドリブルで有効な技4つと活用例まとめ
「ゲームでなかなかドライブがうまくいかない…」
「憧れのスタープレイヤーのように、華麗にドライブを成功させたい!」
YouTubeなどで見るハイライト動画では、スター選手たちが多彩な技を披露し、ドライブで得点する様子が見られます。
しかしその動きを真似していざ実際のゲームで実践しようとしても、すぐにうまくいくものではありません。
今回はドライブを成功させるためのマインドセットから、基本となる技やその組み合わせ、試合で使えるテクニックに至るまで、全般的に紹介します!
目次
1.スラッシャーという生き物
鋭いドライブで相手のディフェンスを切り裂き、得点やアシストをする彼らのような選手のことを、スラッシャーと呼びます。
スラッシャーになるためには、ボールハンドリングやドリブルを高いレベルで習得していることや、状況に応じたシュートやパスの選択ができる高い判断力が要求されます。
逆に言えば、これらの要素を満たし、そして突き詰めていけば、彼らに並ぶあるいはそれ以上のプレイヤーになることができるのです。
空中で2度3度体勢を変える高い身体能力と、圧倒的なシュート力を兼ね備えたマイケル・ジョーダン。
低い身長ながら、高い俊敏性で相手を翻弄してNBA得点王にも輝いたアレン・アイバーソン。
完成されたユーロステップとステップバックで、高確率でチームのオフェンスを成功させるジェームス・ハーデン。
今回はドリブル・組み合わせ・状況判断のコツ・細かいスキルの順に解説していきます。
ひとつひとつをしっかりと自分のものにして、憧れのプレイヤーを超える手助けにしてください。
2.スラッシャーになるための4つのドリブル
バスケのドリブルは、足の運び(下半身)と腕の使い方(上半身)の2つの要素に分けて考えることができます。
今回は腕の使い方のなかでも、ゲームでもよく用いられる代表的なドリブルの種類について見ていきます。
反復練習を行い、しっかりと身体に動きとリズムを染み込ませましょう。
- クロスオーバー
- BTL(Between The Legs)
- BTB(Behind The Back)
- スピンムーブ
(1)クロスオーバー
ボールを身体の前でバウンドさせ、コントロールする手を変えます。
ボールを身体の前で通すスピードを上げることで、緩急をつけたドライブや、勢いをつけた方向転換が行えます。
同時に最も基本的なドリブルムーブでもあるため、相手ディフェンスに弾かれやすく、ターンオーバーにつながるおそれがあります。
相手に触られないようにするためには、クロスオーバーのスピードを上げたり、軌道に変化をつけると良いでしょう。
- ダウンクロスオーバー
- アップクロスオーバー
#1.ダウンクロスオーバー
クロスオーバーの軌道がコントロールしやすく、リズミカルな練習が行えるダウンクロスオーバーは、バスケプレイヤーが最も用いるムーブのひとつです。
しかしながら単調で幅のないクロスオーバーは、相手ディフェンスにとって格好のえさとなるおそれがあります。
ボールの横をおさえて低く強くドリブルを逆の手に向かって行うことで、相手ディフェンスの手の下をくぐらせてボールに触れられないようにしましょう。
さらに、クロスオーバーの前に少しだけボールを身体から離すことで、クロスオーバーの幅と複雑なリズム、そしてクロスオーバーの勢いを得ることができます。
#2.アップクロスオーバー
身体の正面を通すクロスオーバー時には一瞬、ディフェンスに対してむきだしの状態になります。
1線(ボールマンディフェンス)の位置にいるプレイヤーは、基本的にワンアームの距離を保ちつつどちらかの腕をボールマンに向かって伸ばしていることが多く、クロスオーバーの際はその瞬間にこの腕にボールが当たらないようにドリブルする必要があります。
ダウンクロスオーバーと対をなすアップクロスオーバーは、ダウンクロスオーバーが相手ディフェンスの腕の下を通すのに対し、腕の上を通して相手ディフェンスをかわすためのムーブです。
ダウンクロスオーバーに比べ1回のムーブで移動できる距離が小さい分、ボールをコントロールしやすく、ボールロストしにくいムーブです。
腰より少し高いくらいの位置でボールの横をおさえ、コートに水平な向きで突き出します。
イリーガルドリブルにならないように、きちんとボールの横側へ力を加えましょう。
(2)BTL
BTL(Between The Legs)とはその名の通り、ボールを両足の間にバウンドさせて通すムーブのことです。
足を開きその隙間にボールを通すBTLは、前に進む歩幅が小さくなってしまったり足にボールがぶつかってボールロストにつながったりするムーブでもあります。
姿勢を維持するための体幹部の筋肉トレーニングと、反復練習によるタイミングの把握が必須です。
BTLはそれぞれの場面において役割や動き方が変わるムーブ。
今回は、上記に挙げた主要な3つの場面におけるBTLについて解説します。
- 相手ディフェンスとの横方向のズレをつくる
- ドライブに緩急をつける
- ドライブを一気に停止する
#1.相手ディフェンスとの横方向のズレをつくる
相手ディフェンスと横方向のズレを生むのにもっとも使われるムーブはクロスオーバーですが、クロスオーバーが自分と相手ディフェンスとのあいだを通過させるのに対し、BTLは自分の足のあいだを通すためボールカットされにくいという特長があります。
移動距離やスピードはクロスオーバーの方が上である点を踏まえたうえで、相手ディフェンスとの距離が近かったり受けるプレッシャーが強い時に、身体を盾にボールを守るイメージでBTLを行いましょう。
横方向のズレを生むことが目的なので、右手から左手にBTLを行うときは左足を進行方向左ななめ前に出しながら、左手から右手の場合は右足を進行方向右ななめ前に出しながら行いましょう。
腰を下げた状態で後ろ足が伸びているのが理想的なかたちです。
BTL後にこの後ろ足のお尻の筋肉を使って大きな推進力を得ることで、横方向のズレをさらに大きくすることが可能です。
#2.ドライブに緩急をつける
BTLを行うことは基本的に、前方向へ進行するスピードを落とすことを意味します。
またドライブ中に相手ディフェンスとの距離が近くなりすぎると、できる動きが限られてしまいます。
BTLを行いドライブのスピードを落とすことで、イニシアチブを握った状態で相手ディフェンスとの間合いを管理し、そして相手ディフェンスとの行動リズムをずらすことができます。
ドライブスピードが高い状態で相手ディフェンスが前に立ちふさがったとき、BTLを行いスピードと攻め気を失ったように見せ、一気にスピードを上げることで相手の不意をつくイメージで行うと成功しやすいです。
右手から左手にBTLを行うときは、左足を少し前に出し、身体の前から後ろへ足のあいだを通すようにしましょう。
クロスオーバー後の突き出しをアップクロスオーバーにすると、ドライブに緩急がついて相手ディフェンスをかわしやすくなります。
#3.ドライブを一気に停止する
仲間との連携によってズレをつくり、ボールミートでズレをつくり、フルドライブ(全力のドライブのこと)でズレをつくる。
このように相手ディフェンスとのズレをつくる場面は数多くありますが、ディフェンスの状況判断力や俊敏性などのレベルが上がると、最後のフルドライブの場面においてもしっかりとついてこられることがあります。
フルドライブについてこられた場合の打開策のひとつに、一気にドライブのスピードをゼロにして相手ディフェンスを引き剥がすというものがあり、BTLがその手段としてよく用いられます。
フルドライブを一気に停止させるためには進行方向とは逆の方向に力を加える必要がありますが、このときクロスオーバーを行うのは、相手にボールを触れられる危険性が高いのでオススメしません。
BTLを行い自分の足の間を通すことで相手に触れられにくくして、安全に相手との距離を生み出しましょう。
右手でフルドライブしているときは右足を大きく前に出しながら止まり、ボールをすくい上げるように低く早くBTLを行います。
ボールミートをBTL後のボールに対して行うことで、より相手との距離を大きくすることができます。
(3)BTB
BTB(ビハインドザバック)は、身体の後ろでボールをバウンドさせるムーブです。
距離が近い相手ディフェンスに対して身体でボールを守るときや、ボールを見えづらくすることで次の行動を読ませないようにするときに使われます。
ボールを見ずに身体の後ろを通すので、習得には的確な状況判断能力と高いドリブルの習熟度が要求されます。
ゲーム中にBTBを見る機会は他のムーブに比べ少ないかと思いますが、それだけ相手の意表をついたプレイにつながるムーブでもあります。
- 向かってくる相手ディフェンスをかわす
- 間合いをつくる
- ドライブを一気に停止する
#1.距離の近い相手ディフェンスをかわす
ドリブル中は左右どちらかの手でボールをコントロールしています。相手ディフェンスが前方からボールに向かって腕を伸ばしてきたとき、クロスオーバーなどの身体の前を通すムーブはボールを弾かれる危険性が高く、避けたほうが無難です。
BTBを用いて身体の後ろを通すことで、相手ディフェンスにボールを触れられないようにしながら、その向かってくる勢いを利用することが可能です。
腕をしっかり後ろに回し、ボールをコントロールしている手とは逆側のお尻を叩くようにして、ボールをななめ前へ突き出しましょう。
また、向かってくるディフェンスに有効なこのムーブは、応用することで自分から相手ディフェンスをかわすのに使うこともできます。
方向づけした(ディレクション)ドライブに合わせてきた相手ディフェンスに対して切り返しで逆を突く際、BTBを用いることで、ボールを相手に触れられずにそのままドライブを続けることができます。
相手ディフェンスを抜いた後のヘルプディフェンスをかわす際に用いられるのがゲーム内の一般的な使用例です。
#2.間合いをつくる
ドライブ中、相手ディフェンスやゴールとの位置関係が自分にとって有利な、もしくは得意なかたちでないときは、ステップ等で微調整する必要があります。
BTBやBTLは細かいステップと相性が良く、タイミングや位置の微調整に用いやすいムーブです。
相手との位置のズレをつくるためではないので、腰を下げ細かく手を変えるやり方が一般的です。
3Pライン付近など、適度な1on1のスペーシングが保たれた状況で行うほうが効果的です。敵味方が密集しがちなペイントエリア付近では使わないようにしましょう。
#3.ドライブを一気に停止する
BTL同様、BTBでもフルドライブからシュートへの展開につなぐことができます。
フルドライブを一気に停止させて相手ディフェンスとの距離をつくることで、安全にシュートを狙うことができるのです。
BTLと違い身体の後ろを通してボールにミートするので、より相手との距離が大きくなる反面、シュートフォームを整えるための体幹部の筋肉や、細かなシュート感覚が要求されます。
右手でフルドライブしているときは、両足が前後になるように右足を前に出しながら止まり、相手ディフェンスに対して半身の姿勢を保ちながら、身体の後ろでボールを通します。
(4)スピンムーブ
スピンムーブとは、ドリブル中にボールを保持しながら回転するムーブのことです。
ボールの横を自らの方向へおさえながら、回転で生じる遠心力でボールをコントロールします。
スピンムーブは難易度が高く、また視界が安定しないため次のプレイの選択に時間を要するムーブです。
試合中は多用せず、得点に直結する場面等で使うと良いでしょう。
- 距離の近い相手ディフェンスをかわす
- 1on1でのレイアップ前に行う
#1.距離の近い相手ディフェンスをかわす
アグレッシブな相手ディフェンスがボールをティップしようと向かってきたり、ドライブ線上にいる相手ディフェンスとの距離が近くなった際に行うスピンムーブは、進行スピードを落とさず、相手にボールをカットされないように運ぶことができます。
相手ディフェンスをかわすには、進行方向に対してななめ前に進むようにスピンムーブを行います。このとき相手の背後に回るような向きで行うドライブが成功しやすいです。
スピンムーブのなかでも相手をかわしたあとさらにドラブルを続けるこのムーブは難易度が高く、ボールロストの危険性が高いものです。そのためゲームで使用するためにはかなりの練習を必要とします。
#2.1on1でのレイアップ前に行う
ドライブの終着点はパスおよびシュートです。ドライブ中のボールマンは、状況に応じて様々な選択肢を組み合わせて得点を狙います。
それらの選択肢のなかでも効果的なものがいわゆる「得意技」と呼ばれるものですが、NBAやBリーグなどのプロバスケ界では、数多くのプレイヤーたちがスピンムーブとそれに続くレイアップをその得意技のうちのひとつとして使用しており、ゲーム中でも度々見られる動きです。
ドライブで相手ディフェンスを方向づけ(ディレクション)し、相手に背中を向けるようにスピンムーブを行うことで、相手にレイアップをブロックされにくい状況をつくりだすことができます。
コツとしては腰の位置を低く保ち、スピンムーブの後のステップをできるだけ大きくすると相手をかわしやすいです。
またドライブからレイアップの接続の際は、トラベリングバイオレーションを取られないようにステップワークに気を配らなくてはいけません。
3.組み合わせで翻弄する、必殺コンボ4選
NBAで活躍するスラッシャーたちが使う、華麗な技の数々。
それらは一見すると複雑で特殊なもののようですが、実際には基本的なムーブの組み合わせで構成されていることがほとんどです。
すでに各ムーブのそれぞれに細かく名前がついているアメリカでは、NBA選手のハイライト動画にラップのようにムーブの呼称をあてがった動画がSNS上で存在しています。
さてここでは、代表的なスラッシャーたちの得意技を解説していきたいと思います!
- 連続クロスオーバー
- BTL&クロスオーバー
- BTB&クロスオーバー
- クロスオーバー&スピンムーブ
(1)連続クロスオーバー
183cmというNBAのなかでは低い身長ながら、その類いまれなる身体能力とシュート力で4度のNBAシーズン得点王に輝いた男、アレン・アイバーソン。
彼のハイライトプレイは、記録はもちろん記憶にも残るプレイの数々です。
ルーキーイヤーにマイケル・ジョーダンとのマッチアップで見せた連続クロスオーバーは、特に印象に残る名シーンとして今日まで語り継がれています。
下の動画は、アレン・アイバーソンのクロスオーバー特集になります。
(2)BTL&クロスオーバー
アレン・アイバーソンによってクロスオーバーが相手を抜き去る必殺技としての認知が高まる前から、ティム・ハーダウェイはクロスオーバーを1on1のムーブのなかに取り入れ、有効活用していました。
そんな彼の得意技のひとつに、クロスオーバーをBTLと組み合わせた動きがあります。
クロスオーバーのキレはもちろんのこと、緩急がついたそのドライブは、自身を世代最強のガードに押し上げる要因になりました。
(3)BTL&BTB
ジャマール・クロフォードは、数多くいる名スラッシャーの中でも異質な存在です。
キャリアのなかで彼が契約したNBAチームの数は9つにも及び、そのうちの3つのチームで1試合50得点を獲得しています。
彼のプレイの特長は、類いまれなボールハンドリングを活かした1on1オフェンスです。そして1on1の際に特に彼が愛用するムーブこそ、BTBなのです。
・腰が高い状態でBTL、相手ディフェンスとの位置を調整する
・腰を落とし、両足の幅をひろげながらBTL、ディレクションする
・ボールを奪おうと反応した相手ディフェンスに対して、腰が落ちきると同時にBTB
・横に大きく踏み出し、闘牛士のように相手ディフェンスをかわす
(4)BTB&スピンムーブ
今は2018〜2019シーズンの真っ只中ですが、現在のNBAのリーグのなかで最もドライブが上手い選手は誰かときかれたら、おそらくほとんどの人がカイリー・アービングと答えるでしょう。
彼のボールハンドリング能力とシュートを決め切る力は非常に高く、そのなかでもレイアップの美しさは群を抜いているものがあります。
そんな彼のムーブの中から今回は、BTBとスピンムーブを組み合わせた動きを紹介します。
・ウイングからエンドライン側へドライブ
・一歩目に対応されたので小さくBTBを行い、距離の調整とヘジテーション
・半身の状態でボールをキープ
・相手ディフェンスの状態が整う前にスピンムーブで一気にペイントエリア侵入
4.そのドライブは、なんのため?
ドライブは下半身で行うステップワークと、上半身で行うボールコントロールに分けて考えることができます。
そしてそのボールコントロールの動きのなかには、4つの基礎的なムーブがあります(クロスオーバー、BTL、BTB、スピンムーブ)。
それらをいかに組み合わせて相手を抜くのか、それを突き詰めることこそがスラッシャーになるための第一歩なのです。
ところで、バスケのゲーム観戦や実際のゲーム内で、こんなプレイヤーを目撃した経験はありませんか?
- ボールをミートしてからドライブまでのムーブが多すぎる
- ボールを持つと視野が狭くなり、1on1のことしか頭になくなってしまう
そもそもドライブとは、よりシュート成功確率が高い地点からシュートを打つために行うものです。
シュートの成功確率は、
(1)自分の近く、もしくはゴールとのあいだに相手がいない(2)ゴールに近く、なおかつシュートの軌道がイメージしやすい
そんな地点からのシュートほど高くなります。
これらの条件を共に攻撃する5人のうちのひとりが満たしていればいいわけで、この目的を達成するためのドライブこそが、効果的なドライブなのです。
そのため無目的に細かくスピードのないドライブをするのは、再現性が低く非効率的なのでやめましょう。
実際に普段からゲームを行っている方は、チームで一度この基本の考えを共有したうえ、プレイを考えていく必要があると思います。
5.さらにドライブを極めるための3つの考え方
基本のムーブを身につけたら、それらをどう組み合わせるかとは別に、いかにして相手ディフェンスの虚を衝くか、ということについても考える必要があります。
完成度の高い一連の動作も、相手ディフェンスに思考が筒抜けだと何の効果ももたらしません。
さらにドライブを極めるために、ここでは気をつけるべき3つのポイントを紹介します。
- ヘジテーション
- ストップ&アクセラレート
- ステップバック
(1)ヘジテーション
ヘジテーションを日本語で直訳すると、「躊躇、ためらい」となります。
ドライブ中に目線をゴールや味方などさまざまなところに向けたり、ドライブのスピードをあえて落としたりして、自分の攻め気をコントロールする技術です。
攻め気を失ったように見せて相手ディフェンスのマークを緩くしたり、シュートを狙っているように見せて間合いを詰めさせたりすることができます。
(2)ストップ&アクセラレート
日本でもバスケのゲーム中意識することとして言われているもの。そのひとつに「緩急をつける」という概念があります。
相手ディフェンスと動きのテンポをずらすことで、相手の虚を突くことが可能になります。
リズム感があるプレイヤーは得意なことが多く、動き出しを裏拍のタイミングで行うイメージが成功しやすいです。
(3)ステップバック
ドライブでペイントエリアに侵入したり味方とのスペーシングが変化したりすると、相手ディフェンスにくわえてヘルプディフェンスの対応をせまられることが多々あります。
このとき、もともとヘルプディフェンスにマークされていた味方にパスを出すのが一般的な問題の解決方法ですが、いかんせん味方の力量やタイミング等のかね合いもあり、なかなか的確なパスを出しづらい場面もあるかと思います。
ステップバックを用いることで、一度に対応するディフェンスを相手ディフェンス(マークしている相手)に限定することができます。
ジャンプシュートに自信があったり、体勢が多少ぶれてもシュートを決めるだけの力がある場合には、積極的に狙っても問題ありません。
まとめ
今回はドライブの基本として、4つのムーブの導入にはじまり、名スラッシャーたちがどのように組み合わせているのかを紹介したり、ドライブを成功させるための3つの基本概念についてまとめました。
まずはしっかり4つの基本ムーブを習得し、実際のゲームで積極的に使っていくところからはじめていきましょう。
また、はじめから名スラッシャーたちと同じ動きができるプレイヤーはいません。動きをじっくり分解し、それを真似するのが上達の近道なのです。
積極的にNBAやBリーグのゲームを観戦し、自分の引き出しを増やしていくことも忘れずに行ってください!
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