バスケのタイムアウトの3つの目的!とれるタイミングを徹底解説

「タイムアウトはいつどちらのチームが取れるの?」
「そもそも、タイムアウトをとる理由が知りたい…」

このような人はいませんか?

バスケの試合を観ていると、タイムアウトをとり、コーチや選手が話すシーンは意外と多く疑問に思いますよね。

タイムアウトはただの休憩と誤解されがちですが、実は試合の勝敗にも関わるチームにとって重要な時間なのです。

今回は、タイムアウトをとる3つの目的やタイミングなど、タイムアウトに関する疑問を一つずつ解説します。

バスケ初心者でプレーはしない方でも、細かいバスケのルールを理解することで、試合をより楽しく選手目線で観ることができますよ!

1.タイムアウトとは


バスケのタイムアウトとは、作戦の変更をチーム内でシェアしたり、アドバイスを伝える時間として試合を中断すること意味します。

タイムアウトは両チーム決められた回数とることが可能で、それぞれ時間の使い方は自由です。

日本のバスケでは、原則コーチかアシスタントコーチのみが、タイムアウトを請求することができます。

タイムアウトをとれる回数 前半2回・後半3回・延長1回
タイムアウトの時間 各1分間

例えば、相手チームのシュートが決まったときに、試合の流れを変えるために使用する場合があります。

チームワークが大切なバスケの試合では、相手にリードされたことにより体制が乱れ、連続失点をしてしまうことも。

試合の勝敗やプレーの質が変わることもあるので、タイムアウトは有効に利用するようにしましょう!

2.タイムアウトをとる3つの目的


ここでは、タイムアウトをとる3つの目的を紹介します。

  1. 作戦を変更する目的
  2. 選手を休憩させる目的
  3. 試合の流れを変える目的

このように、タイムアウトをとる理由を正しく理解することで、時間を有効に使うことができますよ!

(1)作戦を変更するため


タイムアウトには、作戦を考え直したり変更点をチームに伝えるために利用する目的があります。

大切な試合では、相手チームの分析をして挑みますが、実際にプレーして初めて気がつくポイントもありますよね。

例えば、タイムアウト中に、重点的にマークする選手を定めて体制を変更したり、反省点をチームで共有し作戦を立て直すことも可能です。

このように、タイムアウトを利用して試合中に相手を分析し、作戦内容を微調整するようにしましょう!

(2)選手を休憩させるため


タイムアウトには、疲れて動きが悪くなった選手を休憩させる目的があります。

常にスピードが重視されるバスケでは、疲労で動きが鈍ることは勝敗を左右する大きな原因です。

例えば、タイムアウトを利用して、水分補給で呼吸を整えさせたり、気になる選手に体調を聞くこともできます。

試合後半では特に集中力が落ちやすいため、失点につながる原因を作らず、最適なチームのコンディションを保つようにしましょう!

(3)試合の流れを変えるため


タイムアウトには、試合の流れを変える重要な目的があります。

試合の流れを相手チームに持って行かれてしまうと、ミスが重なり連続失点につながってしまうことも。

例えば、相手チームがシュートを決め失点した時には、試合の流れが相手チームに向いてしまいがちなので、タイムアウトをとることが効果的です。

タイムアウトを取り、一度リセットすることで失点を引きずらずに、冷静なプレーへチームの雰囲気を導くことができますよ!

3.タイムアウトがとれる3つのタイミング


ここでは、タイムアウトがとれる3つのタイミングを紹介します。

  1. ボールがコートから出た時
  2. 相手にシュートを決められた時
  3. ファウルやバイオレーションがあった時

試合の残り時間やチームの状況を総合的に判断して、タイムアウトをとる適切なタイミングを見極めましょう!

(1)ボールがコートから出た時


パスが乱れたり、パスカットでボールがコートから出た時には、タイムアウトをとることができます。

バスケでは、パスが上手くつながらずボールがコートから出てしまうことがあり、タイマーが停止します。

ボールがコートから出て試合のタイマーが止まっている時は、原則両チームともタイムアウトを請求することが可能。

普段起こらないようなミスが続いたり、チーム全体の集中力が下がっていると感じたら、タイムアウトをとることをおすすめします。

(2)相手にシュートを決められた時


相手チームにシュートを決められた時には、タイムアウトをとることができます。

シュートが決まると、タイマーがリセットされ試合再開となりますが、失点したチームのみタイムアウトをとることが可能。

試合再開後の流れや作戦の確認だけでなく、失点による悪い流れを止める効果も期待できますよ。

タイムアウトで呼吸を整えて、積極的な攻撃ができるように作戦を共有しましょう。

(3)ファウルやバイオレーションがあった時


ファウルやバイオレーションがあった時には、タイムアウトをとることができます。

審判がファウルの判断をし伝達を終えたタイミングで、タイムアウトを請求可能。

タイムアウトが終わったあとに、ファウルやバイオレーションの罰則が適用されます。

スローインで試合が再開する前に、チームの体制を立て直すことが大切ですよ。

4.タイムアウトがとれない3つのタイミング


ここでは、タイムアウトがとれない3つのタイミングを解説します。

  1. 試合のタイマーが動いている時
  2. 相手チームが先にタイムアウトを請求した時
  3. 自分のチームが得点した時

このように、バスケではタイムアウトをとれないタイミングも存在します。

タイムアウトを有効に使えるように、選手の状態や試合の流れを細かく分析するようにしましょう!

(1)試合のタイマーが動いている時


試合のタイマーが動いている時には、タイムアウトをとることができません。

試合進行中ではなく、タイマーが止まったタイミングを狙い請求するようにしましょう。

例えば、パスが乱れボールがコートから出て、試合が止まっている時に、タイムアウトをとることができますよ。

(2)相手チームが先にタイムアウトを請求した時


相手チームが先にタイムアウトを請求した場合は、タイムアウトをとることができません。

両チームがタイムアウトをとれる場面では、先に申請したチームがタイムアウトをとることが可能。

残り時間とのバランスを見て、タイムアウトをとりたい時には、相手チームより先に請求するようにしましょう。

(3)自分のチームが得点した時


自分のチームのシュートが決まり得点した時には、タイムアウトをとることができません。

失点したチームだけが、タイムアウトを請求できると覚えておきましょう。

得点後に相手がタイムアウトをとった場合も、せっかくの試合の良い流れを逃さないために、集中力を持続する練習を心掛けることがポイントですよ。

まとめ

この記事では、タイムアウトをとる目的と、とれるタイミングを紹介しました。

タイムアウトの時間は1分間で、両チーム計6回とることができます。

また、タイムアウトをとることで作戦を立て直したり、試合の流れを変えることもできるので、有効に使うようにしましょう。

相手チームのシュートが決まり失点した時には、タイムアウトをとり選手に休憩時間を与えることも大切です。

試合中のタイムアウトをとるタイミングを見極めるために、選手が疲れていないか、ミスが連続していないか細かくチェックすることがポイント。

バスケのタイムアウトは、試合の流れが変わる重要なポイントなので、観戦する時にも選手やタイムアウト後の動きに注目してみましょう!

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。