ココが違う!?ミニバスで上達する子の5つの特徴と親のサポート3つ
「ちゃんとミニバスの練習をしているのに、なかなか上達しなくて伸び悩んでいる」
「同じように練習しているはずの周りの子がどんどんうまくなっていて焦る」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
団体競技であるミニバスでは、周りのチームメイトは大切な仲間である一方、ライバルでもあります。
そんなチームメイトと一緒に同じ練習・プレーをしているのに、周囲よりも劣っていると感じてしまうと焦りやプレッシャーで意欲も削がれてしまい、楽しいはずのミニバスがつまらなくなってしまうおそれがあります。
そこで、この記事では、お子様がせっかくのやる気や楽しみを失ってしまわないようにするために、ミニバスで上達する子の5つの特徴と上達のために親がしてあげたい3つのサポートを解説します。
この記事を読んで、ミニバスを楽しみながら能力を伸ばしましょう。
目次
1.ミニバスが上達する子の5つの特徴
ミニバスが上達する子には、次の5つの大きな特徴があります。
- ゴールデンエイジに始めている
- 基礎練習を怠らない
- 『聞く耳』と『見る目』と『理解しようとする頭』を持っている
- 自分のプレーを振り返る習慣をつけている
- 周囲をよく見ている
この5つを兼ね備えた子は、周りが驚くほど上達することが多いです。
上達が遅い、なかなかうまくならないとお悩みなら、上達が早い子の特徴を参考にしましょう。
(1)ゴールデンエイジに始めている
ミニバスで上達する子の1つ目の特徴は、ゴールデンエイジに始めていることです。
ゴールデンエイジとは、諸説ありますが5歳~12歳の神経系が最も発達する年齢であり、ミニバスでは一般的に小学校の高学年(5‣6年生)がゴールデンエイジにあたるといわれています。
身体能力や運動能力が著しく発達するこの年齢の頃にバスケットを始めると、バスケの上達に必要な技術や体の使い方だけでなく、センスや判断力を身につけることができます。
その前のプレゴールデンエイジ(3・4年生)から始める方も多いのですが、それよりも小さいころにハードな練習を重ねると体に対する負荷が高くなりすぎ、骨や筋力の成長に支障をきたすおそれがあるので注意が必要です。
ミニバスでの才能を開花させるためには、ゴールデンエイジには練習を始めているようにしましょう。
(2)基礎練習を怠らない
ミニバスで上達する子の2つ目の特徴は、基礎練習を怠らないことです。
体の使い方を覚え、様々な技を覚えると使いたくなるのは当然ですよね。
向上心のあるお子様ほど、日々、新しい技術をマスターすることに貪欲であることでしょう。
しかし、上達する子が最も重視しているのは毎日の地道な基礎練習です。
NBA史上最高のプレイヤーの一人であるといっても過言ではないコービーブライアントでさえ、今でも一時間ずっと中距離のシューティング練習をするそうですよ。
ドリブルやパス、シュート練習などミニバスの基本動作を必ず続けて練習して体に徹底的に覚えさせることで、どんな時でもブレることのないプレーや新たな技術のマスターもしやすくなるのです。
ミニバスで上達したいなら、毎日の基礎練習をしっかり続けるようにしましょう。
(3)『聞く耳』『見る目』『理解しようとする頭』を持っている
ミニバスで上達する子の3つ目の特徴は、『聞く耳』と『見る目』と『理解しょうとする頭』を持っていることです。
上達する子は、監督やコーチなどからアドバイスされれば素直に聞き入れ、上手なプレーヤーがいればその優れたプレイをしっかり目に焼き付け、そのアドバイスや動きを自分なりに考えて分析して消化し、自分のものにしようとしています。
普段の練習で、周囲からのアドバイスを聞き流したり、漠然と見ているだけでは、いくら身体能力や筋力が優れていたとしても、それ以上のバスケスキルやバスケセンスのアップは期待できないことでしょう。
特に、小学生の頃の運動能力の差はほとんどが筋力の差では無く、体の使い方の差です。
ミニバスで飛躍的に上達する子は、見聞きしたアドバイスやナイスプレーを参考に、いかにもっとうまく自分の体を使えるかを常に頭を使って考えているものです。
ミニバスの上達を目指すなら、耳や目、考える力も鍛えましょう。
(4)自分のプレーを振り返る習慣をつけている
ミニバスで上達する子の4つ目の特徴は、自分のプレーを振り返る習慣をつけていることです
自分のプレーを振り返るとは、自分のディフェンスやオフェンスをビデオなどで撮影して、後でチェックすることです。
頭の中で思っている理想の動きと、実際に自分が行っている動きが異なることはよくあります。
自分の体の使い方をまだ十分マスターしていない小学生ならなおさらイメージと現実が異なることも多いですよね。
そのため、上達の早い子の多くは後で自分のプレイを必ず確認しています。
習得できていない基本的な動きや変なクセ、間違ったフォームなどを確認し、その都度、理想の動きに近づけるよう修正することで周囲よりも早いスピードで上達していくのです。
ミニバスで上達が遅いと感じるなら、まずは自分のプレーを撮影し、後で見直すようにしましょう。
その小さな修正と努力の積み重ねが上達につながるのは間違いありません。
(5)周囲をよく見ている
ミニバスで上達する子の5つ目の特徴は、周囲をよく見ていることです。
上達の早い子は、自分のプレーだけでいっぱいいっぱいではなく、周りの動き(チームメイトの動きだけでなく、相手チームのプレーヤーの動きも含めた全体像)もよく見ているものです。
それは、自分の周りの動き・全体像をよく見ていれば、次に必要となる行動が予測しやすくなり、迅速な判断や動きができるため。
5人で相手と戦うミニバスでは、ゲーム展開を読み、自分やチームが有利になるように先回りして個々が主体的に動くこともチームの勝利のための大事な要素の一つです。
周囲をよく見て先を読んで動くプレーヤーのもとには自然とボールが集まってきて、さらに質の良い練習ができることでしょう。
実際、多くの監督・コーチが、一人だけ突出した高い技術を持つセルフィッシュなプレーヤーよりも、自分を活かしつつチームメイトも活かせるプレーヤーを信頼し起用するのも、それがチームを勝利に導く最短コースだと分かっているからです。
ミニバスで上達するためには、自分のミニバスのスキルだけでなく、視野の広さや観察眼も磨くようにしましょう。
2.ミニバス上達のためにできる3つのサポート
次に、お子様のミニバス上達のために親ができる3つのサポートを解説します。
- 努力を褒める
- プレイを撮影する
- 生活リズムを整える
お子様の一番の理解者であり応援団である親ができる3つの方法で、「ミニバスで上手くなりたい」と願うお子様をしっかりサポートしてあげましょう。
(1)努力を褒める
お子様の上達のために親がしてあげたい1つ目のサポートは、努力をまず褒めることです。
お子様と『できていること・できたことを褒める』という加点方式で向き合うことで、お子様は自分に自信を持ち続けることができます。
上達の早い他のお子様と比較したり、できていないことを注意してしまうのは要注意。
こちらは良かれと思って言っていても、お子様にとってはストレスかつモチベーションを下げる行為でしかありません。
プレーに関するアドバイスや指示は監督やコーチに任せて、親は「ここが良かった」「あそこがうまくなったね」など褒める担当になりましょう。
(2)プレイを撮影する
お子様の上達のために親がしてあげたい2つ目のサポートは、お子様のプレイを撮影することです。
上達の早いお子様がやっているように、自分の現状を冷静に見せて自分でどう改善することが上達につながるのかを考えさせるようにしましょう。
撮影は試合だけではなく、単純な基礎練習でも、ご自身が見ていて「ちょっとクセがついているな」と感じたら撮影して本人に見せると良いですよ。
その場合も、親が指摘するのではなく、本人が気付くようにさりげなく誘導してあげるのがコツです。
毎回の練習や試合にずっと付き合うことは難しいかもしれませんが、自分が見れるときは極力撮影してあげるようにしましょう。
(3)生活リズムを整える
お子様の上達のために親がしてあげたい3つ目のサポートは、生活リズムを整えることです。
いくらミニバスに夢中だとしても、練習のし過ぎは体を壊すもとなので、適度な練習にとどめるよう調整することは親の重要な務めです。
また、成長期の体を作り支える栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠も不可欠です。
お子様のミニバススキルの上達のためには体が資本ですのでしっかりと生活リズムを整えてあげましょう。
まとめ
ミニバスで上達の早い子の5つの特徴と、親ができる3つのサポートを解説しましたが、参考になりましたか?
誰にでも、伸び悩む時期はあるものです。
体も未熟・精神面でもまだまだ幼いお子様なら、なおさらその時期に周りと比較して落ち込んだり焦ったりすることも多いことでしょう。
しかし、その時期こそが自分や練習を見つめなおす最良のタイミングであり、さらに上のステップに上がるために必要な過程なのです。
「ちょっと上達が遅い」と感じても子も親も焦りは禁物!
上達の早い子の5つの特徴を参考にしつつ、親もお子様の心身のサポートしてあげることで、更なる高みに到達できることでしょう。
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