ミニバスの9つの独自ルールを解説!確実に上達する4つのヒントも!

「ミニバスを始めたいがルールがわからない」
「普通のバスケとどう違うの?」

今、NBAやBリーグのスター選手の華々しさなどからバスケ人気は高まっています。

そのため、ミニバスも人気のある習い事の1つになっています。

今回は、一般のバスケのルールとの相違点、子どもが習い事としてミニバスを始めるにはどんなメリットがあるのか、確実に上達できる4つのヒントについて解説します。

また、ミニバスを始めるときに必要なバッシュやウェアのおすすめブランドも紹介しますので、参考にしてください。

基本的なバスケットボールの技術を身につけ、シュートが入る喜びやボールを追って走る楽しさを体感しましょう!

1.ミニバスとは

ミニバスとは、12歳以下の小学生向けのバスケットボール競技のことです。

ミニバスは、「友情・ほほえみ・フェアプレーの精神」に則って行われる球技です。

この理念のもと、小学生がプレーすることを考慮し、一部ルールの簡略化が行なわれています。

では、ミニバス独自のルールを見ていきましょう。

2.ミニバスと普通のバスケの9つの違い

ミニバスのル-ルは一般のバスケのル-ルと違う点が9つあります。

これは、小学生の体と体力が発展途上であることが考慮されてできたルールです。

ミニバスの9つの独自ルールは以下の通りです。

  1. ゴールの位置が低い
  2. コートの大きさが小さい
  3. ボ-ルの大きさは5号
  4. 試合時間が短い
  5. スリ-ポイントがない
  6. バックパスがない
  7. プレーヤー10人で1チーム
  8. ミニバスのディフェンスはマンツーマンのみ
  9. 攻撃時間は30秒以内

順に解説します。

(1)ゴールの位置が低い

ミニバスのゴールの位置は、一般的なバスケより低い位置に設定されています。

ミニバスのゴールの高さは、地面からバスケットリングまでが260cm(8.5フィート)と決められています。

ちなみに、一般的なバスケのゴールの高さは305cmです。

ゴールの位置が45cm低いことで小学生がプレイしやすくなっています。

(2)コートの大きさが小さい

ミニバスと一般的なバスケでは、コートの大きさも異なります。

ミニバスの場合はサイドライン長さが22m~28m、エンドライン長さが12m~15mです。

一般的なバスケの場合は、サイドライン長さが28m、エンドライン長さが15mです。

ミニバスではコートの長さが22m~28mや横幅12m~15mと幅がありますが、これはこの範囲であればミニバスのコートとして使用してよいということです。

コートには基本的に白いラインが引かれており、コートの大きさは境界線の内側で測り、ライン幅はすべて50mmで計測されます。

公式大会では、サイドラインやエンドラインから1m以上障害物のない区域が必要となります。

(3)ボールの大きさは5号

ミニバスでは、5号球を使用します。

5号球は円周69cm~71cm、直径約22cm、重さは約500gです。

ちなみに、高校生男子、一般男子は7号球、中学生男子、中学高校女子、一般女子は6号球使用しています。

一般に比べると小さいサイズとはいえ、小学生からしてみると5号球でもかなり大きく感じることでしょう。

ですから、練習以外でもボールに触って、ボールの大きさに慣れておくことが重要です。

(4)試合時間が短い

ミニバスの試合時間は一般的なバスケットボールの試合時間より短いです。

ミニバスの試合は、4Q(クウォーター)で行われます。

第1Q→インターバル→第2Q→ハーフタイム→第3Q→インターバル→第4Qという流れです。

1Qあたり=6分ですので、4Q × 6分=24分となります。

なお、インターバルは2分、ハーフタイムは10分です。

第4Qが終わった時点で両者同点の場合には延長となる場合もあります。

この延長時間もミニバスは一般的なバスケと違い、一般的なバスケでは5分のところ、ミニバスは3分と定められています。

バスケの試合時間について、詳しく解説している記事がありますので、合わせて読んでみてくださいね!

バスケの試合時間は?延長の有無・注意点・観戦を楽しむコツ5選!

2019.10.24

(5)スリーポイントがない

ミニバスには、スリーポイントシュートがありません。

一般のバスケのルールでは3ポイントラインがあるため、そのラインよりも後ろからシュートを決めた場合には3点が加算されます。

しかしながらミニバスのコートには3ポイントラインがないので、スリーポイントシュートが存在しないというのがその理由です。

ただし、ミニバスの場合にも、3点プレーは存在します。

それはカウントワンスローの場合です。

カウントワンスローとは、シュート動作の途中でシューターに対してファウルがあり、合わせてシュートが入ることを言います。

ボーナススローとして1本のフリースローが与えられ、そのシュートを決めれば1プレイで3点が加算されます。

このように3点プレーは存在するものの、ミニバスには3ポイントラインがなく、スリーポイントシュートがないということを覚えておきましょう。

(6)バックパスがない

ミニバスのルールにバックパスは存在しません。

バックパスとは、1度フロントコートに運んだボールを、バックコートに戻すことです。

一般のバスケのルールでは、コートのセンターラインをボールが超えてから、もう一度ボールをセンターラインよりも後ろに戻してしまうと、バイオレーション反則として相手ボールになります。

ミニバスにはこのバックパスのルールがないため、ボールを取った時点から8秒以内にボールをフロントコートに入れなければならいという8秒ルールも適用されません。

(7)プレイヤー10人で1チーム

ミニバスには、一般的なバスケと違い、独特な交代制度(メンバーチェンジ)があります。

それは、第3Qまでに10人以上のプレイヤーが出場し、12分以上(2Q以上)出場してはいけないというものです

つまり、交代要員の5人は必ずゲームに出場しなければならないということを意味します。

もう少し具体的に説明します。

プレイヤーが10人、背番号が1~10番までとします。

  • 第1Q:1番~5番までが出場。
  • 第2Q:6番~10番までが出場
  • 第3Q:1番~10番の中から5人が出場。

上記でわかるように、第3Qまでは基本的に途中交代ができません。

また、この独特な交代制度から、ミニバスの場合には最低でも10人いなければ公式戦に出場できないということになります。

2019年4月1日から実施されたJBAの新ルールでは、登録された競技者が 10名未満のチームに対して、8名による試合成立を認めることが明記されました。

その場合、登録競技者が8人以上10人未満のチームは、第3Qまでに全てのプレーヤーが少なくとも1Q(6分間)はゲームに出場しなければなりません。

そして、プレーヤーは第3Qまでに続けて3Q出場してはならないほか、やむをえずクォーターの途中で交代があった場合には、それまで出場していたプレーヤーも交代して出場したプレーヤーもその1Qを出場したものとみなされます。

また注意事項として、8人または9人で大会エントリーしたチームが、大会 当日にエントリー数に満たない人数のプレーヤーしか試合に出場できなかった場合、試合は不成立となりますので注意が必要です。

なお、一般のバスケのルールでは選手交代は、前半でも後半でも、また、人数にも制限無く何度でもできます。

交代してベンチに戻った選手がコートに戻ることも何度でも可能です。

(8)ミニバスのディフェンスはマンツーマンのみ

ミニバスでディフェンスをする際は、マンツーマンディフェンスしかできない、とルールで定められています。

マンツーマンディフェンスとはプレイヤー1人1人が、自分が守る相手プレイヤーを決めて、その人を1対1で守る守備のことです。

バスケのディフェンスにはマンツーマンディフェンスのほか、チームで守るゾーンディフェンスがあります。

バスケはチームスポーツではありますが、最終的にシュートを決めたりディフェンスで守りきるには個人の能力が必要です。

世界で闘えるプレイヤーを育てるという理念から、ミニバスではマンツーマンディフェンスのみが認められています。

(9)攻撃時間は30秒以内

自分たちのオフェンスになるとミニバスの場合は、30秒以内にシュートを打たなければなりません。

バスケには「ボールを保持してからシュートを打たなければいけない時間」いわゆるショットクロックと言うルールがあり、このショットクロックはミニバスの場合は30秒です。

このため、別名「30秒ルール」とも呼ばれています。

なお、一般のバスケのショットクロックは24秒です。

このルールによって攻守の切り替えが早くなり、スピード感溢れる展開が繰り広げられるという点がバスケ魅力の一つと言えるでしょう。

3.ミニバスを通じて育むことができる4つのこと

ミニバスを通じて育むことができる4つのことがあります。

その4つの大事なことを習得すれば、自分の長所や短所をきちんと把握し、チームの勝利に貢献することができるようになります。

  1. 基礎体力がつく
  2. チームワークを学ぶ
  3. 自主性を養うことができる
  4. フェアプレー精神を身につける

それらは生きていくためのスキルでもあり、人生において大きな財産となることでしょう。

(1)基礎体力がつく

ミニバスは全身を使うスポーツで、自然と基礎体力がつきます。

その理由は、スポーツの中でも練習の中でアップやストレッチの時間を多くとる傾向があるからです。

さらに、ミニバスを長期間かけてやり抜くことで忍耐力が育まれ、また、練習を繰り返すことで自分と向き合いながら取り組んでいく勤勉性も養うことができますよ!

ミニバスの練習を頑張って、基礎体力の増進、反射神経や俊敏性といった運動能力の向上を目指しましょう。

(2)チームワークを学ぶ

ミニバスはチームでプレーする球技なので、チームワークの大切さを学ぶことができます。

ミニバスでは、試合中にそれぞれの役割が刻々と変わり、これから味方のプレーヤー何をしようとしているのか、自分は今何をすべきかを常に考える必要があります。

ですから周囲を気づかい、仲間との和を大事にしながらプレーするということを自然に覚えるのです。

ミニバスを通じてチームワークの大切さを学び、自分もチームの一員であるという自覚を持ってチームの勝利に貢献できるようになることが最終目標です。

(3)自主性を養うことができる

ミニバスを通じて、自主性を養うことができます。

ミニバスでは、ボールの準備や片付け、コートの清掃などは基本的に子ども達が行うため、コーチに声をかけられるまで動けないようではチームに迷惑をかけてしまいかねません。

そのため、素早く状況判断をして、自分の頭で考えて行動できることが求められます。

ミニバスでの集団行動を通して、「言われる前にやる」「今自分は何をすべきか」という自主性を培いましょう。

(4)フェアプレーの精神を身につける

ミニバスを通じて、フェアプレー精神を身につけることができます。

フェアプレーとは広辞苑第六版よると、「(1)運動競技で、正々堂々たるふるまい(2)公明正大な行為・態度」と記載されています。

ミニバスではフェアプレー精神を高めるため、試合前に相手チームや審判への挨拶が徹底して行われています。

ミニバスには多くの細かなルールがありますが、そのルールを理解して守ることで、仲間同士が互いに競い高め合うことができるようになるでしょう。

4.ミニバスが上達する子の4つの特徴

ミニバスを始めたばかりの小学生初心者が上達するために必要なことは何でしょうか?

今回は、上達するために必要な4つのことを紹介します。

子どもは吸収力に優れているので、ポイントさえ理解すればあっと今に上達すること間違いありません。

「シュートが決まると気持ちが良い!」「友達となら頑張れる!」「出来ないと思った事が練習したら出きた!」など、ミニバスを楽しみながら上達させる助けになれば幸いです。

(1)バスケが好き

“好きこそものの上手なれ”とはよく言ったものですが、これはミニバスの上達においても通じる考えです。

子どもは楽しければ楽しいほど、積極的な姿勢で取り組むでしょう。

始めたばかりの頃は、勝負にこだわり過ぎるのもご法度。

厳しい指導や叱咤激励ではなく、まずはミニバスを楽しいと思うことが何より大切です。

もちろんコーチの影響も大きいですが、なによりも親こそがミニバス少年、少女の一番のサポーターです。

保護者もミニバスに関する正しい知識を持って、全力で頑張る子どもを応援してあげてください。

(2)基礎練習を怠らない

ミニバスの上達において、基礎練習は重要です。

パス、ドリブル、シュートの確度を上げるにはしっかりと基本ができていること、これに尽きます。

むしろ、基礎ができているからこそ応用の幅が広がり、様々なテクニックが扱えるようになります。

ドリブルの姿勢、体の使い方、パス、シュートフォーム、いろいろな基本がありますが、まずは土台を整えるためにちょっとずつでもいいので、毎日継続して基本的な練習をしましょう。

とはいえ、子どもは単調な基礎練習を苦痛だと感じるかもしれません。

ミニバスの練習にいくのが億劫になってしまったり、ミニバスはしんどいものだと感じてしまうこともあるでしょうが、基礎練習こそが上達の近道であることを親子で理解しておくことが大切です。

(3)自信を持つこと

ミニバスの上達において、自信を持つことも重要です。

「これだけは誰にもに負けない」という強みがあると、本人にも自然とプレーに自信が生まれてくるでしょう。

苦手を潰すトレーニングも必要ですが、得意なプレーを伸ばすことも大切です。

一芸に秀でた選手は、チーム内で存在感を発揮できることでしょう。

(4)プロのプレーを観ること

ミニバスの上達において、プロのプレーを観ることも重要です。

現在ではテレビを通じて、海外ではNBA、日本ではBリーグなどハイレベルのバスケの試合を日常的に観ることができます。

彼らのプレーを繰り返し観て、真似してプレーしてみることはおすすめの上達法です。

観戦しながら「今のプレーはここがよかった」「あのフェイントを今度やってみよう」など、自身のプレーに繋げられるようにすると良いでしょう。

最初は個人プレーや得点シーンにだけ注目しがちですが、ゆくゆくは組織プレーやオフザボールの動きなどもプロから学びミニバス脳を鍛えていけるようにしたいですね。

また、自身のプレーをムービーを撮影し、見返すことも効果があります。

ミニバスに限らず自分の体の動きを客観視するというのはなかなか難しく、プレー中に口頭で言われてもなかなか要領を得ないものです。

例えばシュートのタイミングやディフェンスなど、「どこが悪いのか?」「どうすればもっと良くなるのか?」というのを映像を観ながら考えることで、練習でも意識づけがしやすくなるでしょう。

ムービーを撮影することは、プレー姿を思い出の映像に残すことができるというメリットもあり、一石二鳥です!

5.ミニバスのプレーヤーにおすすめのプランド8選

ミニバスのプレーヤーにおすすめしたいブランド8選を紹介します。

参考にして、お気に入りのバスケウェアとバッシュを見つけてくださいね!

(1)NIKE(ナイキ)

https://www.instagram.com/p/Bt7QRC1guVs/

NIKE(ナイキ)はバスケの神様「マイケルジョーダン」のモデルのバッシュからコービー、レブロンなどのNBAスターのモデルなど、バスケ界の人気ブランドです。

バッシュは様々なカラーやパーソナルメッセイジを追加できるカスタマイズが可能です。

バッシュのほか、Tシャツ、ショートパンツなどバスケ用品すべてが揃います。

現在では、八村塁のNBAデビューに伴って背番号8のジャージも販売開始されていますので要チェック!

NIKE(ナイキ)公式サイト

(2)asics(アシックス)

https://www.instagram.com/p/BvVRKanFoAc/

asics(アシックス)は、日本が誇る大手スポーツ用品メーカーです。

アシックスのバッシュはミニバスプレーヤの成長期の足を第一に考え、ジャストフィットを追求!

甲部をやや下げたジュニアラストを採用しており、ジュニアの苦手なダッシュや着地動作をガイダンスするソール構造で動きをサポートします。

アシックスのバッシュはシンプルなデザインが多く、どのようなウェアとも相性が良いのが魅力です。

asics(アシックス)公式サイト

(3)Under Armour(アンダーアーマー)

Under Armour(アンダーアーマー)は、バスケ日本代表のオフィシャルサプライヤーであり、Bリーグでも数多くのチームのユニフォームサプライヤーになっています。

Under Armourのバッシュは軽量なものが多く、安定性と快適性にこだわっています。

ゆったりとして軽く、涼しさをキープするトレーニングウェアも充実。

Under Armour(アンダーアーマー)公式サイト

(4)adidas(アディダス)

adidas(アディダス)はサッカーブランドのイメージが強いかもしれませんが、バスケのブランドとしても人気があります。

アディダスのバッシュは機能性抜群で、しかも個性的なデザインが魅力的です。

バッシュだけではなく、ウェア類もちろん充実。

大人と同じデザインのアイテムも多いので、親子でお揃いやリンクコーデを楽しんでみるのも良いでしょう。

adidas(アディダス)公式サイト

(5)Mizuno(ミズノ)

Mizuno(ミズノ)は日本ミニバスケットボール連盟が推奨するなど、ミニバス初心者におすすめのブランドです。

Mizunoのバッシュは履き口のやわらかな素材が、足首を包み込んで守るため、足首を快適サポートしてくれます。

かかとにループがついているので、一人でもラクに脱ぎ履きが可能なのも嬉しいポイント。

Mizuno(ミズノ)公式サイト

(6) DUPER(デューパー)

DUPER(デューパー)は、さまざまなバスケットボール用品の販売を行っています。

DUPERにはオリジナルのキャラクターがあり、そのデザインが可愛いことから小学生に人気があります。

また、全国大会などのスポンサーを務めることもあり、ミニバスの中では認知度が高いです。

DUPER(デューパー)公式サイト

(7)Team Five(チームファイブ)

https://twitter.com/Bfunabashi/status/942214412248670208?s=20

Team Five(チームファイブ)は、30年以上愛され続けているバスケットボール専用の高機能ウェアブランドです。

ユニフォームや練習着、その他アイテムなどをオリジナルデザインで製作することができます。

デザインのバリエーションが豊富で、チーム個性の演出にピッタリです!

Team Five(チームファイブ)公式サイト

(8)Champion(チャンピオン)

Champion(チャンピオン)は、アメリカのスポーツブランドです。

素材やパーツカラーのカスタムができるので、チームウェアやユニフォームのオーダーが好評です。

Champion(チャンピオン)公式サイト

まとめ

普通のバスケのルールとの相違点、子どもが習い事としてミニバスを始めるにはどんなメリットがあるのか、確実に上達できる4つのヒントについて解説しました。

幼児期から小学生の年代は神経系の発達がめざましいことから、ミニバスの基本スキルを習得するには最適な時期と言えます。

段階を踏んで繰り返し練習することで、必ずミニバスの上達を実感できるはずです。

基本的なバスケットボールの技術を身につけ、シュートが入る喜びやボールを追って走る楽しさを体感しましょう!

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