知らなきゃ損する⁉バスケットコートのサイズと5つの注意点!

「バスケットコートの大きさって全部同じなのかな?」
「バスケットコートの広さを知らなくなって、プレイに支障ないはず!」

普段からよく練習や試合でバスケットコートを利用していても、正確な広さを把握している人は少ないのではないでしょうか。

「審判じゃないんだから、コートの広さを知る必要はない」

そう思うかもしれませんが…ちょっと待ってください!

コートの広さを知っておかないと、プレイ中に損をしてしまう可能性があるんです。

今回は知っているようで知らない、バスケットコートのサイズについて紹介します。

1.バスケットコートのサイズとは?

バスケットゴールのサイズは一律ではありません。

一般のバスケットボール(中学生以上)・ミニバス・3by3すべての分野で異なります。

ボールの大きさやゴールの高さがそれぞれ違うように、コートの大きさにも差があるのです。

ここでは、一般のバスケットボール、ミニバス、3by3のコートサイズについて解説します。

(1)バスケットボール

コート全体の広さ 縦28m×横15m

(サイドライン28m×エンドライン15m)

制限区域(リストリクティッドエリア) 縦5.8m×横4.9m
フリースローセミサークル ゴールボードから4.6m
スリーポイントライン 半径6.75m
ノーチャージセミサークル 半径1.25m

一般バスケットボールのコートサイズは、縦28m×横15mです。

ただし、学生の体育の授業で使用する場合は、縦24m~28m、横13m~15mまでOK。

上記の範囲内で縦横バランスの取れたコートであれば許容されます。

一般バスケットボールの縦28m×横15mというコートサイズは、同じ室内競技であるバレー(縦18m×横9m)やバドミントン(縦13.4m×横5.18m)と比べると、だいぶ広いですよね。

しかも、バレーやバドミントンが自陣(コートの半分)のみでプレイするのに対し、バスケットはオールコートを走り回るスポーツです。

そのため、ドリブルやパスといったテクニック面に加え、フルコートを行ったり来たりするだけの走力をつける必要があるといえるでしょう。

ちなみに、一般バスケットボールのゴールの高さは3.5mです。

(2)ミニバス

コート全体の広さ  縦22~28m×横12~15m

(サイドライン22~28m×エンドライン横12~15m)

制限区域(リストリクティッドエリア) 縦4m×横5.6m(台形型)
フリースローライン ゴールボードから4m
スリーポイントライン なし
ノーチャージセミサークル なし

ミニバスのコートサイズは、縦22~28m×横12~15mです。

一般バスケットコートと比べて狭く設定されているのはもちろん、サイズに幅がもたされているのも特徴の一つだといえます。

ミニバスコートを2面取れる大きな体育館と、1面のみの体育館とでプレイの感覚が微妙に異なるのは、このコートサイズの幅が関係しているのでしょう。

ミニバスではコート全体のサイズのみならず、制限区域やフリースローラインもミニバス年代にあわせて変更されています。

ちなみに、ゴールの高さも2.6mと低めの設定です。
また、一般バスケとは違い、ミニバスにはスリーポイントラインやノーチャージエリアがありません。

ノーチャージエリアとは?
リング下の半円エリア(ノーチャージセミサークル)のことを指します。
ノーチャージエリア内では、身体接触があってもオフェンスチャージングのファウルを取られません。

(3)3by3

コート全体の広さ 縦11m×横15m
制限区域(リストリクティッドエリア) 縦5.8m×横4.9m
フリースローライン ゴールボードから4.6m
アークライン  半径6.75m
ノーチャージセミサークル 半径1.25m

3by3用コートの最大の特徴は、通常のバスケコートの半分の広さ(ハーフコート)だという点です。

通常、縦11×横15の3by3専用のコートを使用しますが、一般のバスケットボールコートの半面を使うことも可能なんですよ。

というのも、3by3では制限区域やフリースローライン、ノーチャージセミサークルなど、その他のコートサイズは基本的に一般バスケットと同じだから。

ゴールの高さも同じ3.5mです。

唯一異なるのは、スリーポイントラインの扱い。

3by3では、一般バスケットのスリーポイントラインは「アーク」と呼ばれます。

ちなみに得点カウントも一般バスケットとは異なり、アークより内側のシュートは1点、アーク外のシュートは2点としてカウントされますよ。

2.バスケットコートサイズに関する注意点5つ

ここまでは、バスケットコートのサイズに関する情報を紹介してきました。

「バスケットコートのサイズはわかったけど、プレイにどう生かせばいいの?」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。

そこでここからは、バスケットコートのサイズに関する注意点についてお伝えします。

これから紹介する6つのシチュエーションで、コートサイズの知識が役立つはずですよ!

(1)バックパスに注意

一般バスケットボールには、「オフェンス時に一度センターラインを越えた場合、センターラインよりも後ろにボールを戻してはいけない」という「バックコートバイオレーション」というルールが存在します。

簡潔にいうと、一度センターラインを越えたら、センターラインより後ろにいる味方選手にバックパスをしてはいけないという内容です。

この他にも、ドリブルでセンターラインより後ろに戻った場合や、バックコートにいる味方選手に向けてスローインした場合も、バックコートバイオレーションに含まれます。

センターライン付近で相手チームにタイトなディフェンスをされたときには、とっさにバックパスを出してしまわないよう注意したいですね。

ちなみに、ミニバスにはバックコートバイオレーションのルールが存在しないため、一度センターラインを越えても再び後ろにボールを戻すことができます。

また、3by3ではそもそもセンターラインが存在しないため、バックコートバイオレーションのルールも適用されません。

(2)ラインクロスに注意

ラインクロスとは、コート内外を分ける境界線(サイドラインやエンドラインなど)を踏むバイオレーションを指します。

バスケットでは「ライン上はコートの外」とみなすため、シューズでラインを踏んだ時点でアウトなんです!

攻めあぐねているうちに、気がついたらライン側に追い込まれていた…なんてことがないよう気をつけたいですね。

ただし、空中ならばセーフ。

ライン上や外に体があっても、直接触れていない状態ならばラインクロスは適用されません。

たとえば、ルーズボールを追う際にライン手前でジャンプし、空中でボールをタップしてコート内に戻した場合…これはラインクロスにあたりません。

(3)3秒ルールに注意

3秒ルール(3秒バイオレーション)は、「制限区域内に3秒以上とどまってはいけない」という決まりのことです。

センターなどゴール付近でポストプレイをする機会が多い人は、特に気をつけたいルールだといえます。

ただし、3秒経過する際に以下の状況にある場合は、3秒ルールの適用外となります。

これは3秒ルール適用外

  • 本人が制限区域から出ようとしている場合
  • 本人または味方がシュートフォームに入っている場合
  • 本人がシュート目的のドリブルを始めた場合

「オフェンスに参加しよう」という姿勢を示せないまま制限区域内で3秒経過すると、3秒ルールを取られる可能性があるので注意してくださいね!

(4)8秒ルールに注意

8秒ルールとは、バックコート(自陣)からフロントコート(敵陣)に8秒以内にボールを運ばねばならない決まりのことです。

たとえば、試合終了間際に相手チームがオールコートディフェンスに切り替えてきたときなどには、8秒バイオレーションを取られてしまうことがあります。

試合の中ではペースダウンしてじっくり攻めるべきタイミングもやってきますが、そのときにも頭の片隅に8秒ルールのことをとめておきたいですね。

(5)ショットクロックに注意

ショットクロックとは、マイボールになったら制限時間内にシュートを打たなければならないルールのことです。

ショットクロックの制限時間は、一般のバスケットでは24秒、ミニバスでは30秒、3by3では12秒とそれぞれ個別に定められています。

もしもショットクロックブザーが鳴る前にシュートを放ったとしても、ボールがリングに当たらなかった場合はバイオレーションを取られてしまうので注意が必要です。

細かい例外はいくつか存在しますが、基本的にはファウルやバイオレーションなどでプレーが中断されたら、その都度ショットクロックはリセットされることになっています。

3.かっこいいバスケットコート6選

NBAやBリーグでは規定にのっとり、どのチームも同じサイズのコートを使用しています。

とはいえ、そのビジュアルは実にさまざま!

チームカラーをふんだんにあしらったコートや、デザイン性に優れたコートがたくさんあるんですよ。

今回は、NBA・Bリーグからそれぞれ3つずつ、合計6つのかっこいいバスケットコートをピックアップしてみました!

(1)NBA

まずはNBAのかっこいいコートを3つ紹介します。

NBAチームの試合会場は、おしゃれで目を引く建物が多いですよね。

でも、建物の内側にあるコートも、外観に負けず劣らず個性派ぞろいなんですよ!

#1.LAKERSのホームコート

 

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最初に紹介するのは、西カンファレンス所属のロサンゼルス・レイカーズのホームコート。

チームカラーである紫と金色(黄色)に染められた、目に鮮やかなコートです。

原色を使用した派手な色使いから、「これぞNBA!」といった印象を受けます。

#2.WIZARDSのホームコート

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次に取り上げるのは、ワシントン・ウィザーズです。

八村塁選手をドラフト指名したチームとして、今最も日本人から熱い視線を注がれているNBAチームだといえるかもしれませんね。

ウィザーズは、とにかくチームロゴがかっこいいんですよ!

バスケットボールと星をモチーフにしたロゴは、もちろんホームコートの中央にも描かれています。

#3.Netsのホームコート

 

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3番目に紹介するのは、ブルックリン・ネッツの新ホームコートです!

落ち着いた色彩とウッド調のデザインでかねてより人気が高かった、ネッツのコート。

2019-2020シーズンからはコートカラーがオールグレーに変わり、さらにスタイリッシュになりました!

(2)Bリーグ

NBAのコートももちろん素敵ですが、日本のBリーグも負けていません!

近年はプロジェクションマッピングを導入するなどして、各クラブがコート演出に力を入れているんです。

ますます盛り上がりを見せているBリーグの中で、特にかっこいいコートを3つ紹介します。

#1.アルバルク東京のホームコート

 

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2017-2118、2018-2019シーズンと2年連続でBリーグチャンピオンに輝いている、アルバルク東京。

黒×赤の強い色味同士をかけ合わせたカラーリング、そしてシンプルなロゴマークが添えられたホームコートは文句なしにかっこいいです!

#2.滋賀レイクスターズ

 

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滋賀レイクスターズのホームコートは、青色です。

Bリーグには青系のチームカラーを採用しているチームがたくさんありますが、滋賀レイクスターズの青はまるで清涼飲料水のパッケージのような絶妙な色味なんです。

青一色で染められたコートがかっこいい!

#3.新潟アルビレックスBB

 

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アルビレックスといえば、バスケットだけでなくサッカーでも有名ですよね。

アルビレックスらしいオレンジカラーのコートと、中央のスタイリッシュなロゴがばっちりはまっています!

まとめ

この記事では、バスケットコートについての情報をお届けしました。

「何m」という正確な数字を暗記する必要はありませんが、ラインの長さやエリアのサイズがイメージできれば、コート以外の場所で練習するときにもより実践に近い感覚を養えるはずです。

今回紹介したバスケットコートに関する情報を、ぜひ今後の練習や観戦に役立ててみてください!

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