Bリーグを牽引しているのはこのSFだ!オールラウンダーSF5人を紹介

「SFってどんな役割のポジションなのだろう…」
「Bリーグで活躍するSFの選手を知りたい!」

バスケットボールの試合を観戦していると、ポジションや選手について知りたくなりますよね。

Bリーグは日本男子バスケットボールリーグのことで、日本最高峰のプロバスケリーグです。

全45チームが加盟し3部制に分かれていてリーグ最上位に位置する1部では、日本でバスケのうまいプレイヤーが日々しのぎを削っています。

熱い試合が連日行われていて、SF達の華麗なシュートで試合を盛り上げていますよ。

SFは外からシュートを打っていくだけではなく、インサイドに切り込んでいき体を張ったプレーなどもこなし、オフェンスオプションをたくさん持っているポジションです。

今回は現在Bリーグを代表するSF5名を、ballaq編集部の独断と偏見でピックアップしました。

では、順に説明していきますね。

1.SFの役割

SFは鋭いドライブでペイントエリアに侵入しシュートを狙ったり、シュートを打ったりと積極的に点数をとりに行きます

SFはポストプレイなどをする場合には、インサイドには体の大きい選手が多いので、自分よりも体の大きい相手にでも果敢に勝負を挑んでいかなくてはいけないポジションです。

優れたSFはどのようなスキルを持っているのか、ポジションの簡単な役割と必要なスキルについて紹介します。

(1)SFの役割

SF(スモールフォワード)は中からでも外からでもパスを受けたらどのような場所からでもシュートを狙っていくポジションです。

シュート力が求められますし、試合を決めるシュートを打つのもSFの役割です。

シュート力が注目されがちですが、インサイドに切り込んでいくポジションになるので、ドライブ力だけではなく、体の強さも必要で体の大きい相手にも当たり負けしない体を持っていなくてはいけません。

(2)SFに必要なスキル

SFは3Pシュートを決めてチームに勢いをつける役割も持っていますので、シュートスキルが必要なポジションです。

SFを抑えることが出来れば、相手チームの得点力を低下させることが出来るので、SFへのマークはきつくなります。

常にノーマークを作るフットワーク力も必要ですし、ボールをもらう形も重要です。

ドライブでペイントエリアまで侵入する能力も必要なので、ドライブ力もとても重要なスキルになります。

トップSFが持っているスキル
1. シュート力
2. ドライブ力
3. フィジカルの強さ

#1: シュート力

SFは得点をとりにくポジションなので、相手チームに隙があれば積極的にシュートを打っていくポジションです。

SFがどれだけ点数を稼ぐことが出来るかによって、試合結果に大きな影響を与えます。

#2: ドライブ力

SFはシュートを積極的に打つポジションではありますが、相手ディフェンスによっては、ドライブをしてペイントエリアに侵入していくプレイも重要です。

SFは外からのシュートを打つことが多いですが、シュートを活かすためにドライブ力もとても重要になります。

そのため、SFはシュートだけではなく、ドライブ力も重要なスキルということになります。

#3: フィジカルの強さ

SFはインサイドに切り込んで体の大きい選手マッチアップをすることが多いです。

体の大きい選手が多いので、力が強く切り込んでもフィジカルが弱いとはじかれてしまい得点をすることができません。

自分よりも大きい選手を相手にフィジカル面で負けない体を手に入れる必要があります。

2.オフェンスの要 大塚裕土

https://www.instagram.com/p/BypZbSqlo-R/

生年月日 1987年8月23日
出身 北海道
身長 188cm
体重 82kg
出身校 東海大学
所属チーム 富山グラウジーズ(B1中地区)

大塚裕土のシュートタッチ柔らかく、ボールがゴールに吸い込まれるように入っていきます。

大塚裕土の実績やプレイスタイルなどを紹介していきます。

(1)経歴・実績

大塚裕土は東大四高校でレギュラーとして活躍をし、バスケ強豪校の東海大学に進学します。

大学では、シュートを武器に4年生の時にレギュラーを獲得。

全日本大学選手権で4位入賞という実績を持っています。

大学卒業後は、JBLリンク栃木ブレックスと契約しプロとしてのキャリアをスタートさせていきます。

プロ生活では秋田ノーザンハピネッツや渋谷サンロッカーズ、現在所属している富山グラウジーズと様々なチームを渡り歩きながらバスケスキルを磨いています

(2)プレイスタイル

https://www.instagram.com/p/BypyA_yl97I/

大塚裕土最大の魅力は成功確率の高いシュートです。ディフェンダーのマークが追いつかないほど早く3Pシュートを打つことができます。

大塚裕土はシュート以外にもハンドリング力がとても高く、近づいてくるディフェンダーにはドライブでかわしていく力も持っています。

(3)エピソード

大塚裕土はシュートを武器にいろいろなチームで活躍をしていますが、その裏には苦悩もありました。

プレイ以外にも注目を集めることが多い大塚裕土の苦悩や注目アイテムを紹介していきます。

#1: 試合に出られる環境を求め移籍

大塚裕土は学生の時から最終学年でようやくレギュラーを獲得しました。毎日チームメイトが帰った後もシュートを練習を行っていたなど、苦労をたくさんしているプレイヤーです。

プロ入り後もすぐにレギュラーを獲得したわけではなく、様々なチームに移籍を続けながらバスケを続け、富山グラウジーズに移籍後レギュラーを獲得しています。

プレイタイムが確保できないチームが多かったので、レギュラー定着は出来ていませんでしたが、富山グラウジーズではプレイタイムが確保できるようになり、レギュラーを確保することが出来ました。

#2: 注目のバッシュ

大塚裕土のプレイスタイルも注目ですが他にも注目されているアイテムがあります。

それはバッシュです。

大塚裕土が着用しているバッシュは、ナイキの「KD10」です。

このバッシュはNBAスターのケビンデュラントをモデルにしたバッシュで高いクッション性が特徴のバッシュです。

大塚裕土はこのバッシュについて「クッション力が高いので、思いっきりジャンプをしても足に違和感を感じることがない」とコメントをしています。

3.バスケIQが高い小野龍猛

https://www.instagram.com/p/BsQhfHhFXo9/

生年月日 1988年1月6日
出身 東京都
身長 197cm
体重 97kg
出身校 中央大学
所属チーム 千葉ジェッツ(B1東地区)

小野龍猛は日本代表でもキャプテンを努めるなどキャプテンシーの高いプレイヤーです。

プレイも魅力的で、アウトサイドプレーヤーとして3Pシュートを決めることもできますし、カットインなどのドライブ力も高いプレイヤーです。

ゲームを進める上で小野龍猛は居なくてはならない存在です。

小野龍猛のプレイスタイルやエピソードなどを紹介していきます。

(1)経歴・実績

小野龍猛は中学時代にお兄さんの影響でバスケを始めます。立教新座中学では全国大会に導くなど小さいころから頭角を現していたプレイヤーです。

高校は国学院久我山に進学し、高校3年生の時にバスケの強豪洛南高校相手にウインターカップで52得点をマークし全国的に有名になりました。

大学は中央大学に進学し、2年生の時にユニバーシアード代表に選出され、ベスト4という輝かしい実績を持っています。

大学卒業後は実業団のトヨタ自動車に入社し、その後現在所属している千葉ジェッツに移籍をしています。

(2)プレイスタイル

https://www.instagram.com/p/BfVU4sRg__U/

小野龍猛のプレイで特出しているのはシュート力の高さはもちろんですが、ポストからの視野の広さです。

視野が広いだけではなく、パスのアイディアもとても良く相手ディフェンスも驚いてしまうほどのパスを繰り出します。

小野龍猛が参考にしているNBAスタープレイヤーがポールピアースです。

ポールピアースはプレイの速さではなく巧さでNBAで活躍をしているプレイヤーです。

小野龍猛はずば抜けたスピードはありませんが、ポールピアースのようにシュート力やパス力でBリーグの中でも活躍をしています。

(3)エピソード

小野龍猛は千葉ジェッツや日本代表でもキャプテンを務めるなどチームを統率力に長けているプレイヤーです。

小野龍猛はバスケ以外でも異色の経歴を持っているプレイヤーですので紹介していきます。

#1: 強いキャプテンシー

所属している千葉ジェッツでキャプテンを務めていて、チームの勝利のためにどのようなことをしないといけないかを常に考えているプレイヤーです。

特に千葉ジェッツの場合には、1クオーターの入り方に重きを置いているので、キャプテンとして試合の入り方には注意をしているようです。

#2: 芸人小野龍猛?

小野龍猛は現役のバスケプレイヤーでは珍しく吉本興業との契約をしています。

吉本興業はプロスポーツ選手との連携を強化しており、他の種目(野球やサッカー)でも現役選手との契約なども行っています。

現役のBリーグでは小野龍猛だけが吉本興業との契約をしています。

今後TVなどのメディアで活躍する姿を見る日も、そう遠くないかもしれません。

4.鉄人SF!桜井良太

https://www.instagram.com/p/Bu6ZtN5ljmQ/

生年月日 1983年3月13日
出身 三重県
身長 194cm
体重 85kg
出身校 愛知学泉大学
所属チーム レバンガ北海道(B1東地区)

桜井良太は194cmと大きいプレイヤーですが、アウトサイドのプレイもこなすプレイヤーです。

ゴールに吸い込まれるようなシュートを打っていきますし、194cmという体格を生かしダンクを決めることもできるアウトサイドもインサイドも両方をこなすことが出来るプレイヤーです。

桜井良太の実績やプレイスタイルなどを紹介していきます。

(1)経歴・実績

桜井良太が全国的に有名になったのは、四日市工業高校時代3年生の時に出場したウインターカップで、バスケ強豪能代工業高校相手に51得点、7ブロックという大活躍をしたことがきっかけです。

その後愛知学泉大学に入学し、1年生の時からレギュラーを獲得し、新人王を獲得するなど大学のタイトルを総なめしていきます。

大学卒業後は、トヨタ自動車アルバルクに所属し、入団1年目からレギュラーを獲得。初優勝にも大きく貢献しています。
その後は現在所属しているレバンガ北海道に移籍をしています。

(2)プレイスタイル

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#桜井良太 #レバンガ北海道 #basketball

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桜井良太は194cmの長身を生かしたジャンプシュートが特徴の選手ですが、ただ身長が高いだけではなく、シュートモーションが速いプレイヤーです。

(3)エピソード

桜井良太は非常に高い得点能力を持っているプレイヤーで、多くの試合に出場をしています。

バスケを始めたきっかけなど桜井良太のプライベートについても紹介していきます。

#1: 鉄人と呼ばれる由縁

桜井良太はBリーグという日本最高峰の舞台で500試合連続出場という大記録を持っているプレイヤーです。

長年プレイをしていると、どこか怪我をして試合に出られない日があってもおかしくありません。

その中、桜井良太は毎日のケアを重点に行うことで、安定的なパフォーマンスを発揮し、500試合連続出場という記録を打ち立て、鉄人と呼ばれるようになりました。

#2: バスケを始めたきっかけ

桜井良太がバスケを始めたきっかけは姉からの勧誘でした。

バスケを始める前の桜井良太はサッカーが好きでその当時はサッカーが人気でサッカーをしている子供も多く、レギュラーは取れないだろうなと思っていた時に、バスケをしていたお姉さんに誘われました。

お姉さんは地元では有名なバスケ少女でいつも一緒に練習をすることで、桜井良太もメキメキと実力をつけていきました。

5.日本人よりも日本人!ザック・バランスキー

https://www.instagram.com/p/BkeFgdYhzZs/

生年月日 1992年12月18日
出身 アメリカ合衆国
身長 193cm
体重 94kg
出身校 東海大学
所属チーム アルバルク東京(B1東地区)

ザック・バランスキーは両親がアメリカ人ではありますが日本で生まれ4歳まで日本に住んでいて、一時期アメリカで生活をし、10歳からは日本で生活をしています。

出身はアメリカですがBリーグの規定で「日本で義務教育を終了した者は日本人選手としてみなされる」という規定があるので、日本人として登録されています。

ザック・バランスキーの実績やプレイスタイルなどを紹介していきます。

(1)経歴・実績

ザック・バランスキーは10歳から日本で生活をしていて、高校も大学も日本の学校に通っています。

高校は東海大学付属第三高校に進学をしインターハイでは3位という成績を残しています。

大学は東海大学に進学、レギュラーを獲得しチームを引っ張っていました。

大学卒業後はアルバルク東京に入団しSFとして活躍をしています。

(2)プレイスタイル

ザック・バランスキーは3Pシュートを得意としているプレイヤーです。

ビッグマンの中に入ると身長では負けてしまいますが、パワーでは引けを取らないほどの力を持っているプレイヤーでもあります。

チームの戦略に合わせ、インサイドやアウトサイドプレーヤーとして活躍をすることが出来るのがザック・バランスキーです。

(3)エピソード

ザック・バランスキーは子供の時から日本で生活をしているとは言え、語学力では大変苦労をしました。

どのように解決していったのか、どうしてバスケを始めたのかなどを紹介していきます。

#1: バスケを始めたきっかけ

ザック・バランスキーがバスケを始めたのは小学生の時で、日本語が上手く話せないザック・バランスキーは友達とのコミュニケーションをとるためにバスケを始めました

バスケは英単語が多いのでコミュニケーションをとりやすく徐々に友達との距離を詰めていくことが出来ました。

バスケが好きというより、友達ができて楽しい時間が過ごすことが出来るのが好きでバスケを続けていたそうです。

#2: 初心者なのに徹底マーク

ザック・バランスキーの風貌からバスケがうまいと相手チームに勘違いをされ、全くバスケがうまくないのにも関わらず徹底マークにあっていました。

どこに行っても徹底的にマークをされるので、見かけ倒しにならないように本格的にバスケに打ち込むようになったようです。

6.オフェンスの申し子 馬場雄大

https://www.instagram.com/p/BkUp4oyBU34/

生年月日 1995年11月7日
出身 富山県
身長 198cm
体重 90kg
出身校 筑波大学
所属チーム アルバルク東京(B1東地区)

馬場雄大は筑波大学4年生の時にアルバルク東京とプロ契約をした異色のBリーガーです。

学生時代からありとあらゆるタイトルを総なめにしてきました。

そんな馬場雄大のプレイスタイルや実績を紹介していきます。

(1)経歴・実績

馬場雄大は父がコーチを務める富山第一高校に進学をし、2年生の時には、同校初のウインターカップ出場に導きます。

3年生の時にも全国大会に出場し馬場雄大の名前が全国的に有名になります。

大学は筑波大学に進学し、インカレ2連覇に貢献し、大学日本一の称号を手に入れます。

馬場雄大は大学在学中にアルバルク東京とプロ契約をして、大学に通いながらプロとしてのキャリアをスタートさせていきます。

プロ入り後は日本代表にも選出されたり、アルバルク東京でレギュラーとしてチームをけん引しています。

(2)プレイスタイル

馬場雄大はシュート力、ドリブル力、パス力と全てにおいて抜群のセンスを持っているプレイヤーです。

SFに必要なスキルを持ち合わせているので、将来の日本代表を背負うプレイヤーとしても注目されています。

(3)エピソード

身体能力の抜群の馬場雄大ですが、意外な理由でバスケを始めました。

バスケを始めた理由やこだわり抜いているアイテムについても紹介しています。

#1: バスケを始めたきっかけ

馬場雄大がバスケを始めたのは幼稚園の頃で、3歳年上の姉がミニバスをしていて、週末家族が家を空けることが多く、家で1人になるのが嫌な馬場雄大は仕方なくミニバスの練習会場に連れて行ってもらっていました。

ずっと見ている退屈さから気がついたら男子チームに交じって練習をしていたのです。

#2: こだわりのアイテム

馬場雄大がこだわっているアイテムはバスケをするときに必ず必要なバッシュです。

着用しているのはナイキのKD9というシリーズです。

KD9は最新モデルではなく、型落ちモデルとなりますが、足首をしっかりとサポートしてくれ、ラバーのアウトソールで耐久性が良く、駆動力が上がるとして馬場雄大は履き続けています。

7.まとめ

今回はballaq編集部が選んだBリーグの注目してほしいSFを5人紹介しました。

チーム1のシュート自慢が集うポジションSFは、試合結果に大きく影響を与えるので、各チーム徹底的にマークをしていきます。

キツイマークに対してどのように実力を発揮するのかどのように仲間を生かしていくのかなどに注目しながら見てほしいポジションです。

紹介した選手が活躍するBリーグは歴史が浅く2016年に発足したばかりです。今後の発展次第では、NBAなど世界の舞台で活躍する選手が出てくるかもしれません。

ぜひ今回紹介した選手のプレイを観に、試合会場に足を運んでみてください。

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